二一世紀の自動車産業の競争優位要因は三つある。そのねらいと構成をこれから明らかにしておきたい。ここでのねらいは二一世紀にも日本の自動車産業・企業が世界のリーダーであり続けるか否か、世界のリーダーであり続けるためには何が必要かを分析し提言することである。そのために、この提言に必要な材料をファクトと数字で展開し、日本、米国、欧州の主要な自動車メーカー一六社の現在のポジションをランキング化する。さらに、各社の潜在力と今後の市場・技術を展望したうえで、日本メーカーの戦略シナリオの方向性を提言する。世界の自動車産業の歴史を見ると二〇世紀初頭から九七〇年までは米国及び欧州の一部の企業が世界のリーダーであった。
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