正しくは、生体内の化学反応にかかわる微量元素の一部で、なおかつ体内で合成されないものを、ビタミンという。「う〜ん、化学はニガテ〜」と言わずに、よく考えてみよう。ビタミンとは何なのかを知らずに、ビタミン剤に何万円も投資してきた人もいるはずだからである。人間の体の中では、常にいろいろな化学反応が起こっている。例えば、食べたタンパク質から体を作り出すのも化学反応である。その反応を助けたり調節したりする働きを持つのが、ビタミンなのである。例えばビタミンCは、コラーゲンを作り出す反応を助ける。だから、当然ビタミンCが足りなければコラーゲンは生まれないし、肌もあれる。では、ここに肌あれに悩む女性がいるとして、彼女がビタミンCをとったら、肌がきれいになるだろうか。それは、必ずしもそうとは言えない。ビタミンCが足りないために肌があれているのであれば、それをとることで肌あれは治るだろう。でも、別の理由であれているとき、例えば睡眠不足でホルモンバランスが乱れ、それによって肌があれているときにビタミンCをとっても意味がない。コラーゲンを生み出すには女性ホルモンも関係する。成長ホルモンも参加している。寝不足になるとこれらのホルモンが乱れて肌があれるが、その場合ビタミンは直接関係ない。要するに、いろいろなメンバーが働き合って、お肌は生まれてくるのである。ビタミンばかりが重要人物というものでもない。このように、肌あれの原因はいろいろであるのに、なんでもかんでも万能薬みたいにビタミンに期待するのは、ビタミンとしても荷が重過ぎる。
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